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[ちゃんぷるー・どっとこむ 応援団 (チバリヨー) 寄稿]

(カナ) さ、 沖縄 (ウチナー)

いとうまきこ

112.ひまわり 〜沖縄は忘れない あの日の空を〜

 「くゎっちーさびら」の稲福先生に勧められて、昨日、この映画を観てきました。丁度、生協の本 の紹介コーナーに掲載された「私たちの教室からは 米軍基地が見えます」という本を読み終えた ところだったので、沖縄をこよなく愛する私としては、基地のことを改めて考える・しっかりとした 意見を持つ・深く考える・・・という機会になりました。
 映画の中で、普通の学生が沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落事故と宮森小学校の米軍ジェット機墜落事 故のことを調べていく中で、基地がある沖縄のことを考えるようになり、基地反対のためのコンサー トを開くのですが、この学生達はえらいなあと感心しました。なかなか、自分たちの手で何かを始め る、行動を起こすということは難しいことだと思うのです。私はこんなに沖縄が大好きだけれど、い ったい沖縄のために何をしただろうか?何か役に立てているのだろうか?と、改めて自分の力のなさ を痛感しました。
 私が今までやってきたことと言えば、沖縄旅行に出かける友達に「米軍基地を通ったら、アメリカ ンだなあ〜とか言っていないで、ここに米軍基地がなかったらどんな景色が広がるのだろうか、もし 自分の家がここにあったらどうか・・・と想像して欲しい。」と言うことと、「海で遊ぶときは、珊 瑚を折らないように気をつけて泳ぐこと」と「海で泳ぐときはラッシュガードを着て、なるべく日焼 け止めを塗らないこと」を伝えることくらいです。どのくらいの人が、本当に実行してくれたかはと ても疑問・・・。かといって、自分で何かをするのはやっぱり難しい。もう少し、何か出来ることは ないかなあと考えながら、このコラムを書いているところです。
 と、今、書きながら、一つ思い浮かんだこと。それは、基地反対の集会に参加してみること。私の 中では、基地反対というと、じゃあ、基地で働いている人はいったいどうなるんだ?とか、基地が返 還された後の土地はどうなるんだ?本土の会社が買い取って、どんどん沖縄がコンクリートの街や、 作られた自然でいっぱいになってしまうのではないか?という疑問や不安がもくもく沸いてきて、諸 手を挙げて「基地反対!」と叫べない気持ちがあり、すっきりしない感じなのです。それでも、次回 沖縄に行くときには、日程に合ったお祭りを探す前に、基地反対集会を探してみようと思います。
 私の家から一番近い基地は「厚木」で、結構離れているにも関わらず、うるさいなあと感じること もありますが、もう何年も前に、たまたま砂辺海岸にいるときに友達から電話がかかってきたのです が、飛行機がうるさくて何も聞こえなかったことを思い出します。戦争のことも、基地のことも、体 験者ではない私にはわからないことばかりですが、知ること・考えることで、自分に出来ることを探 していきたいと思います。
 書きながら、出来ることをまた見つけました。この映画を他の人に紹介すること、私の読んだ本を 紹介すること、それから、沖縄旅行に出かけた友達に、基地の感想や海についてどうだったか感想を 聞くこと。私に出来ることをコツコツと広めます。

03/13/13

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