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[ちゃんぷるー・どっとこむ
応援団
寄稿]
愛
さ、
沖縄
33.世界一きれいな・・・
沖縄の海・珊瑚は「世界一美しい」と言われていました。世界一と知らずに沖縄を訪れ、「このき
れいな海に潜りたい」と熱い思いを抱いてダイビングを始め、台風を乗り越え初めて渡嘉敷島の海に
潜ったとき私は海の中で叫んだのでした。「きゃ〜!きれい〜!」そして、涙が出ました。紫、ピン
ク、水色、黄色・・・珊瑚と小魚が一度に私の目に飛び込んできたこの世のものとは思えない光景、
今でもあのきれいな海が忘れられません。
渡嘉敷島に2年連続で行ったあと、グレートバリアリーフでダイビングをした私は「沖縄の海の方
がきれいだ」と感じ、その後グアム、サイパン、パラオ、プーケット、サムイ、ボホール、ラパス・
・・ダイビングで有名なところへたくさん行き、そのたびに「やっぱり沖縄が世界一」と思っていま
した。でも、2000年くらいから少しずつ「沖縄が世界一」と胸を張って言えなくなり、マレーシ
アやミクロネシアの島々、モルディブには勝てないかもしれない・・・と思い始め、今は「沖縄の海
は世界一ではなくなった」という現状を自分に納得させているところです。それは沖縄を愛する私と
してはとてもとても辛く悲しい出来事で、あのすばらしい海がもう世界一ではない・・・と考えるだ
けで涙が出ます。
どうにかしなければ、私にできることはないのか・・・と珊瑚のガレ場を見て胸を痛めていた私で
すが、先月の宮古島で、この悲しい気持ちが少し改善されたのでした!(前回の愛さ、沖縄参照)
宮古島で「沖縄の珊瑚はまだ大丈夫!」と喜んだ私は次の週は渡嘉敷島で潜りました。渡嘉敷島に
宿泊してダイビングをするのは15年ぶり。15年前にお世話になったショップでのダイビングでし
た。もう昔のような海ではないことはわかっていても、昔のきれいだった渡嘉敷島の面影もなかった
ら・・・と考えると不安でたまらなくなり、インストラクターに「渡嘉敷の海はやっぱり汚れている
?昔のままじゃないよね・・・?オニヒトデはいる?珊瑚は生き生きしている?」と質問攻め。返っ
てきた言葉は「昔に比べたら状態は悪いけれど、島全体でがんばっているよ」でした。その言葉は本
当で、島全体で珊瑚を守り、復活を考え、今できることを考える渡嘉敷島は、宮古島には劣るけれど
も「復活・世界一!」を目指せそうな海でした。
夜のログづけ(ダイビングの記録)では、ガイドの方と昔の沖縄と、今私にもできる珊瑚を守り豊か
にする方法をたくさん話しました。オニヒトデ退治は危険なので無理ですが、私にもできることはた
くさんあります。
@折れた珊瑚を見つけたら同じ珊瑚を見つけてそばに置く。(違う種類だとけんかして死んでしまう
ので注意)
Aもし珊瑚を蹴ってしまったらそのまま振り下ろさず途中で止める。
B仲良しのダイバーにこのことを教えてあげる。
C海の中のゴミ拾い、浜辺のゴミ拾い。
陸上でも地球温暖化防止のために私ができることはたくさんあります。長くなるのでこれはまた次回
・・・。
15年前を思い出し、ゆるやかに流れる時間を楽しみ、沖縄の海を復活させようと心に誓った渡嘉
敷の海でした。
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