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しまぞーり 私のウチナーグチ考 しまぞーり

1960年生まれ、一緒に住んでいた祖母や両親との会話は100%標準語、祖母、 両親間の会話は100%ウチナーグチで、それを聞いて育った私なりのウチナーグチに対する思い出や思 い入れを紹介します。

第41回 容貌に関するウチナーグチ

これまでメルマガちゃんぷるー通信 などで紹介した言葉も含め、容貌に関するウチナーグチを書いてみようと思って バックナンバーを読み返してみたら、あまり覚えていなかったのですが、 かーぎあれこれに「美人」に関する言葉についてはいろいろ書いていたので、今回は美人ではない 方の言葉について、思いつくままに書いてみようと思います。

まず、不美人を表すことばで一番よく使われているのは、やはりやなかーぎーでしょう。やな (悪い)かーぎ(容貌)でやなかーぎー。そのものずばり、ですね。これよりもっと くだけた感じのすることばが、まんぐー。ブスっていう感じですね。子供の頃はやなかーぎー よりよく使っていました。「まんぐー!」と男子にはやされたり、「まんぐーのくせに。」 と陰口をたたいたり。ただし、お年寄りが使っ ていた記憶はないので、那覇の私の世代の子供が限定的に使っていた言葉なのかもしれません。マン グースが沖縄に入ってくるより前から使われていたので、マングースに由来する言葉ではないでしょう。 マングースの宿敵、ハブを使った不美人、というかあまり好ましくない容貌を表すことばにハブかくじゃー があります。ハブのように立派にエラの張った顔のことで、女性にはほとんど使われません。

やなかーぎーまんぐーは言われたら悲しいし、聞いていてもあまり気持ちのいい 言葉ではありませんが、言われて嬉しくはないけど、あまり悪い気もしないのがしーさーわーうー でしょう。しーさーは全国的によく知られた、沖縄の屋根に乗っている獅子のお守りのことで、 ああいう顔の不美人のことを言います。目玉(みんたまー) (目がギョロっと大きい)で鼻平(はなびらー) (鼻ぺちゃ)なブス。沖縄に多いブスと言えますが、シーサーのようになんとなく愛嬌があって、 可愛いブスだと思います。

目玉(みんたまー)鼻平(はなびらー) のように、ずばり不美人と言うわけではないけれど、ちょっと残念な顔の造作に唇うっけーるー (大きくてめくれたような唇、タラコ唇?)や(ちら)わんばー(幅広の顔)があ ります。また、色黒(いるくるー)ちゅかー (みー)(一重まぶたの細い目)もマイナス点で しょう。沖縄でもヤマトと同じように色白でうりざね顔、目がぱっちりとしていておちょぼ口、が美人 のようです。

体型について言うと、やはりでぶー(デブ)は論外で、よーがらーー(痩せっぽち) もあまり歓迎されないでしょう。身長の高低や手足の長さはどうでもよく、女性の体型の美しさの肝はずばり、細いがまく(ウェスト) です。今もそうかどうかは分かりませんが、ある時期まで、確かに細いがまくが美しい人の条 件だったと思います。私が子供の頃はおばさん達が「誰それのがまくの 細さよー。」としきりに噂していましたし、私も若かりし頃は細いがまくを大いに褒められま した。

ここまで容貌についていろいろ書いてみると、今度は外側ではなく容貌の内側、中身について書いて 見たくなりました。なので、次回は性格や人柄を表すウチナーグチについて、あれこれ書いてみたいと思います。

1/22/12

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