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しまぞーり 私のウチナーグチ考 しまぞーり

1960年生まれ、一緒に住んでいた祖母や両親との会話は100%標準語、祖母、 両親間の会話は100%ウチナーグチで、それを聞いて育った私なりのウチナーグチに対する思い出や思 い入れを紹介します。

第36回 結婚(にーびち)にまつわるウチナーグチ

もうすぐ6月、ジューンブライドという言葉もすっかり日本語として定着し、結婚シーズンで すね。そこで今回は結婚(にーびち)にまつわるウチナーグチを紹介しましょう。

タイトルにあるように結婚はにーびち、結婚披露宴のことはすーじとかすーじ (ぐゎー)とか言います。200人も30 0人も招待するのが当たり前の披露宴でも(ぐゎー) をつけるのですから、ウチナーグチは奥が深いというか、いい加減です。生年祝いや満産 祝いなどの宴会も全てすーじなので、結婚のお祝いであることを強調してにーびちすー じと言うこともあります。

花嫁さんのことはみーゆみ(漢字で書くと新嫁?)と言うのですが、花婿さんのことをみ ーむーくと言うかどうかは分かりません。少なくとも私は聞いたことがありません。嫁の新し さは重要だけど、婿が新しいかどうかは大して重要ではないのでいちいち言わないのかもしれませ んね。結納のことはサキムイと言うのですが、漢字で書くとおそらく酒盛り。お酒を酌み 交わして結婚の約束をするから、サキムイでしょうか。このとき、全国的に有名になった 沖縄のお菓子、サーターアンダギーの変形カタハランブーが振る舞われます。子供の頃、甘くなく て油っぽいカタハランブーは苦手でした。お嫁に行けるように「あやかりなさい」と食べるのを強 要されるのも、嫌だったのかもしれません。

今でもそういう習慣があるかどうか分かりませんが、沖縄では結婚披露宴の後も花嫁・花婿双方の 家で身内で宴を開きます。招かれたら、特に花嫁さんの家の場合は娘がいなくなった寂しさを紛ら わすため、遠慮なく参加してにぎやかに歌い踊るのが礼儀でした。そういう風に宴会を盛り上げる ことをはねーかすんと言います。直訳すると華やかにする、でしょう。沖縄の結婚披露宴は 余興合戦になるのが有名ですが、披露宴後の宴でもやっぱり飲んで歌って踊って大騒ぎ、最後は延 々カチャーシーになります。

結婚にまつわるウチナーグチで印象深いのは、しったいにーびちしったいは、 湿った様子を表すことばで、雨の日の結婚式をこう呼び、「雨降って地固まる」ことから縁起が良 い、とされています。雨の日って何となく憂鬱で縁起悪そうなのに、しったいにーびちとな ると語感も明るくユーモラスで縁起も良い。前向き志向で好きなことばです。

結婚して、晴れて夫婦になった二人のことはみーとぅんだと言います。全国一大勢の招待客 を招いて(まぎ)すーじをするのに、 沖縄の離婚率は全国一。何でかねえ。結婚するなら夫婦喧嘩(みー とぅんだおーえー)しないで、共に白髪の生えるまで、っていうのが理想だと 思います。

 

5/20/10

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