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応援団
寄稿]
くわっちーさびら・その20
文・写真
稲福 達也
本当はフユーナー?
地元紙の日曜日の経済面に『データ散歩』という連載がある。沖縄の特色を総務
省の全国消費実態調査から見たもので、先日の話題は「スカートの購入額」だった。それによると、沖
縄でのスカート購入額は、1世帯当たりの購入額も消費支出に占める割合も全国最下位だそうで、「下
位に寒い地方が名を連ねる中で、 南国沖縄が最下位というのは不思議だが、確かに街を歩くとパンツ
ルックでさっそうと歩く女性の姿が目立つ。動きやすさ重視というところだろうか。沖縄の女性はアク
ティブな方が多い?」と書いてあった。
女性の服装なんて考えてもみなかったが、ジーンズの若い人はともかく、どうも中高年のパンツルッ
クが(さっそうと歩いているかどうかは別にして)が多いような気がしてきた。 |
「沖縄タイムス7月2日朝刊」から |
今や年中パンツルックの女房にその訳を訊いてみると、「スカートは、ストッキングを履いたり、靴に
気を遣ったり、とにかく煩わしいのよ」とのことだ。私にはわからないことだから、職場でHさんに訊
いてみると、「毛深い足の手入れもしないといけないし、要するにフユーナー(不精者)です」と明快
な答え。隣で聞いていたやはりパンツルックのKさんが「それは毛深いというより奥深い話」と笑って
いた。
どうやらスカートの謎が解けてきた。女性の世界に立ち入って変な奴だと思われても困るが、聞き取
り調査?の必要はもうない。データの解釈はいろいろあるだろうが、私は、沖縄の女性がスカートを履かない理由は、動
きやすくてアクティブということより、我が女房も含めて、女性が歳とともにフユーナーになっていく
という説を唱えることにする。
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