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ずいぶん前に沖縄で買って、しばらくほったらかしにしていた本です。おそらく買ったときは私の中 で沖縄ブームだったのですが、何らかの理由で読まずにいたら、いつでも読める、と後回しになり、 そのうち沖縄ブームも終わり、すっかり忘れられた存在になっていき、ということだったと思います。 で、先日本棚を整理していて久しぶりに見つけ、あ、まだ読んでいなかった、読んでみよう、と手に 取ってみたのでした。
沖縄の新聞「琉球新報」に掲載されていたコラムをまとめたものらしいのですが、取り上げられている 作品は沖縄を舞台にした流行歌、小説、映画、舞台、民謡、沖縄芝居、古典芸能、と多彩で、興味深く 読めました。ただ、新聞で毎週1作品について読んでいたら、感じなかったことかもしれませんが、 少し散漫な感じは否めません。書いた人の思い入れが強すぎて、逆に読んでいるこちらの気持ちが萎えて くることもありました。
読み終わってみると、こんなにさまざまな分野で名作を生み出している沖縄って、やはり面白いところ なんだな、としみじみと思いました。まだ読んでいない小説、観たことのない映画や舞台、聞いたことの ない歌が半分くらいあって、これから全部読んでみたい、観てみたい、と強く思いました。沖縄を舞台 にしたこれらの作品をよく知らない人にとっては、良い入門書になるでしょう。
02/17/12
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