今月のレビュー

このページでは、沖縄関連の本、音楽、コンサート、映画などを論評（レビュー）していきます。

今月は、沖縄民謡界の大御所であり映画ナビィの恋のオジイ役でも おなじみ、登川誠仁のアルバムSPIRITUAL UNITYを取り上げます。

ナビィの恋で沖縄に目覚めてまずナビィの恋 のサントラ盤を買い、次に買ったのがこのアルバム。

もともとこの声は幼い頃から聞くとはなしに聞いていて、耳に馴染んでいました。ナビィの恋 で興味を持って、登川誠仁のアルバムも一枚くらい欲しいなあ、と思った頃にたまたま発売になって いたので買っただけなのですが、これがなかなかいいです。

アマゾンのレビューなどを読むと、ソウル・フラワー・ユニオン中川敬のギターや伊丹英子のチンドン 太鼓が加わったりして従来の誠小(せいぐゎー) （登川誠仁の愛称）ファンには物足りない、期待はずれかもしれない内容らしいのですが、民謡初心 者であり洋楽に親しんだ私には十分楽しめる内容です。何より、なんでも自分の音楽に取り入れてよ り良いものにしよう、というチャンプルー精神が意気ではありませんか！

ここでは小さくてよく分からないかもしれませんが、アルバムジャケットの笑顔の写真も素敵。この 笑顔に魅せられて、しばらくアルバムの宣伝チラシをオフィスの壁に貼っていました。

全体的にゆったり、まったりとした空気が漂うアルバムですが、登川誠仁の代名詞とも言えるヒヤ ミカチ節や緑の沖縄などは「よし、がんばるぞ！」という気分にさせてくれるので、私 は気分が沈んだ時、自分で自分を盛り上げたい時に聞いています。気付け薬のようなものですね。沖 縄版応援ソングを聴いてみたい方にオススメです。 9/12/07

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