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[ちゃんぷるー・どっとこむ
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寄稿]
愛
さ、
沖縄
92.私の好きな沖縄
沖縄に行けずにいたこの4ヶ月、ついに2週間前、なんと、私は車の中でかけていた音楽が沖縄民
謡に変わったとたんに涙が流れて来たのです。でも、もうすぐ石垣島だ!と自分に言い聞かせ、指折
り数えて待っていた旅行の2日前、天気図をチェックしたら、なにやら怪しい雲を発見!見張ってい
たのに、次の日には熱帯低気圧になり、これは来るな・・・と確信。そして、予想通り、台風5号は
私を見つけて石垣島にやってきました。まあ、いつものことだからいいのですが、目的のダイビング
は1日のみとなり、ドライブ三昧の石垣島でした。
民謡を聴いて泣くくらいなのだから、石垣島に着いたらどんなに感激するだろうかと思っていたの
ですが、なんだか、普通に到着し、普通に小浜島に行き、普通に台風が来て、普通に旅が終わってし
まいました。 そして、昨日石垣から戻り、私は沖縄の何が好きなんだろう・・・と、考えたのです。
少し前までは「沖縄の全部が好き!何ってわからないけど、ただただ好き!!!」と応えていた私で
すが、今回はじっくり考えてみました。
ダイビングが2日間できなくてがっかりすることもなかったし、ドライブでどうしてもここに行き
たいという場所もない。石垣島で心躍ることは、何だっただろうか?残念だったことは何だっただろ
うか?心が落ち着いたのが、小浜島の大岳で島々を眺めていた時と、小浜島の浜辺で海を眺めた時と、
宿泊していた川平で赤瓦の家が残る集落を散歩していた時。残念だったのは、降り注ぐ太陽で明るく
輝く沖縄を、1日しか眺められなかったこと。私は沖縄が大好きだけれど、石垣島で暮らしたいと思
ったこともないし、石垣島のリピーターではない。なんでだろう?もう、何年も前から思っていたこ
とだけれど、石垣島には素敵なカフェもたくさんあるし、おしゃれなお土産屋さんもたくさんある。
でも、内地の人が経営しているところも多い。それは、沖縄本島でも同じことだけれど・・・。ここ
に、大きなしこりが、潜んでいるような気がするのです。
沖縄が大好きで移住してきた人が始めたお店に、私は「沖縄」を感じることができず、だから、最
近、カフェ巡りにもあまり、力が入らなくなってしまったのかもしれないです。これは、「沖
縄が大好きなのに、住めない。」という気持ちからのやきもちなのかもしれないなあ。でも、内地か
らの移住者が多くなったり、町中に「沖縄」が感じられない近代化が進んだり、うまく言えないけれ
ど、そんなことが私の心が「沖縄に来たぞ〜!ひゃっほー!」とならない原因だったのかもしれない
と思ったのでした。
じゃあ、私は結局沖縄の何が好きなのか・・・。やっぱり、私は、「昔の沖縄」に恋をしているの
かもしれません。人工ではない自然の浜で貝拾いをしたり、ぼんやりと、波がくるりんと返るのを見
ているとき、誰もいない勝連城で阿麻和利さまを想っているとき、赤瓦の集落を歩いているとき、歴
史散策をしているとき、そして、琉球舞踊を踊っているとき・・・。
次に沖縄に行くのがいつになるかまだわからないまま昔の沖縄に出会えなかったことを悔やんでも、
解決策がなく、本格的な沖縄病の危篤患者になりそうです。とりあえず、踊りのお稽古をして、さん
しんでも弾いてみようっと。
7/06/11
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