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[ちゃんぷるー・どっとこむ
応援団
寄稿]
愛
さ、
沖縄
87.尾行
レストランでトイレに入ったら自分のテーブルがわからなくなるくらい方向音痴ですが、沖縄だ
けは、ガイドブックがなくても余裕でふらふらできることが、私の自慢です。それは本当に「ふら
ふら」というもので、行き先は「南部方面」とか「北部方面」とか「本部半島」とか、だいたいの
目安だけで、あとはそのときに「おっ?!ここはなんだ?!」とピーンときたところで車を停める
のです。この楽しい観光スタイルは、まさに、たくさんの穴場を発見できるのでした。
以前も書きましたが、「カフェ」は本当に発見しやすいです。おうち風のもの、赤瓦のもの、素
敵なお庭、海辺、ロケーションが最高の所などなど、雑誌に載っていないカフェを見つけるのはそ
りゃもう、気持ちのいいものです。「私が見つけた、私の秘密の場所」というような優越感といっ
たらたまりません。カフェ以外でも、秘密のビーチ、秘密の防波堤、秘密のそばや・・・私の行く
ところは「わ」ナンバーの車は止まっていない場所。観光客がいっぱいの夏休みシーズンでも、私
が教えた所に行った友達から「誰もいなかったよ〜。空いててよかったぁ、ありがとう!」と言わ
れたこともあります。
しかし、あるとき、本屋さんで、沖縄特集が掲載されている雑誌に、私のお薦めコースがそのま
まのっているようなものをみつけてびっくり!!思わず本屋さんの中で後ろを振り返ってしまいま
した。誰だ?!私を尾行しているのは?!ときょろきょろ。観光案内が仕事ではないけれど、あま
りにも悔しくて、しばらくは気軽に「沖縄行く時は声かけてね〜。いいところ紹介するよ〜」と言
うのをやめたくらいです。いったい誰が私を尾行していたんだ?!(尾行ではないと思うけれど、
そう思わなければどうしようもないこの気持ち・・・なのです)その後もどんどん、本には載って
いなかったあの店この店・・・が雑誌やらガイドブックなどに紹介され続け、私の方は琉球舞踊のお稽
古で忙しくてなかなか観光も発見もできず、新しいカフェやそばやを見つけても気軽に入る時間も
なく「あ・・・あの店新しい。いつできたんだ?」と元気なく眺めるのでした・・・。
確かに踊りは楽しいけれど、今年はもう少し観光魂を燃やして、沖縄への愛を再確認しなくては
!と決心した私です。ここはひとつ、尾行してでも・・・?!いやいや、世界一沖縄を愛する私と
しては、自力でいいところをみつけるぞ!
2/02/11
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