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[ちゃんぷるー・どっとこむ
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75.沖縄プロレス
「ミル・マングース」、「ハブ男」、「シーサー王」・・・何の名前だかわかりますか?これは
「沖縄プロレス」の選手たちのリング名です。私はプロレスをはじめ、格闘技には全く興味がなく、
テレビでボクシングをやっているのをたまたま見てしまったりすると、打たれそうになった選手と
一緒によけてみたり、「いてっ」と声を上げたりするくらい、苦手な分野のものです。でも、私の
友達はプロレスのみならず、格闘技が大好きで、一ヶ月に4回はなんだかわからない格闘技を見に
行き、散財(彼女に言わせると、私の沖縄通いも散財とのことです)しています。彼女は、海外旅
行に出かけるときも、成田エクスプレスや飛行機の中で「週間プロレス」という雑誌に読みふける
位のプロレスファンです。 その友達が、今回の私の日程に合わせて沖縄に来たので、琉球舞踊の
合間に観光をすることにしました。冬の沖縄をご案内と言えば当然「鯨」と「たんかん」と「桜」
です。しかし、彼女の第一希望は「沖縄プロレス」なのです。ということで、沖縄プロレスを観戦
してきました。
18時開演の会場に15分前に入り、パイプいすに座り、始まるのを待ちながら周りを見ていると、
指定席20席、自由席60席くらいの席はほぼ満員になりました。観光客と思われる人は私たちの他に
は二人くらいで、あとはみんな常連さんといった感じです。紙テープを投げる準備をしたり、選手
と同じマスクをかぶっていたり、カメラを準備したり・・・。そして、「沖縄プロレス」というか
らには、やはり、いろいろなことで沖縄らしさを出さなければなりません。沖縄らしい第一の発見
は、開演時間です。18時に始まるかと思いきや、沖縄をアピールしようという演出の沖縄タイムだ
ったのでしょうか、18時10分にやっと開始の挨拶がありました。友達は「普通のプロレスは絶対
時間ぴったりに始まるよ」とつぶやいていました。
さて、ゴングはなかなか鳴らず、試合の前に沖縄らしさ第二弾、さんしんライブが始まりました。
曲は安里屋ユンタと島唄と島人ぬ宝です。島人ぬ宝では、常連さんばかりの観客がちゃんと一緒に
歌っていました。みんなが盛り上がっている中、友達は「さんしんを練習する暇があったら、身体
を鍛えろ!」と怒っていました。さらに、そのさんしんライブをしていた3人が3人とも、第一試
合に登場したので「第一試合なのにやる気あるのか!?」と、これまたおかんむりでした。
やっと試合が始まると、友達は技の説明とか、選手の本当の名前(沖縄風のリング名ではなく)
や、ここに来る前にどこの団体にいたかなど、とても詳しく教えてくれました。聞いている私はち
んぷんかんぷんでしたが、ただ一つ、私にもわかったことがありました。それは、選手が攻撃を受
けたとき「あがっ」と叫んでいたことです。リング名、沖縄タイム、さんしんライブ、そして、方
言を取り入れる・・・沖縄プロレス、がんばっているなあと感心した私でした。
しかし、友達は「大阪プロレス」に比べたらつっこみも弱くてテンポも悪い。まだまだ修行が必
要だな」と言い残してリングを去りました。私としては、初プロレス観戦である、「沖縄プロレス」、
結構楽しかったです。国際通りを県庁から牧志方面に歩いた右手にあります。興味のある方はどう
ぞ。
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