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寄稿]
愛
さ、
沖縄
72.バス事情
以前から何度も登場していますが、私は勝連城主の阿麻和利さまが大好きです。琉球舞踊のお稽
古の合間に「そうだ!勝連城に行こう!」と思い立ち、那覇市内からバスで行く計画を立ててみま
した。10年ほど前にもバスで行ったことがあり、本数が少ないことはわかっていましたが、今回は
お稽古で疲れ切っていたので一人で長距離運転は危険だと思って、バスの旅にしました。
まず、時間を調べなくっちゃ・・・と、前日、那覇バスターミナルに行きました。どこのバス会
社も、事務所の戸が閉まっていて入りにくく、入ると「うちのバスは勝連城まで行かないよ」と言
われました。「じゃあ、どこのバス会社?」と聞くと「隣に行って」と言われました。「感じ悪い
なあ」とむっとしながら隣のバス会社の、閉まっている扉を開けると、中にいた職員3人が一斉に私
を見たものの、誰もカウンターまで来てくれません。私は「すみませ〜ん」と大きな声で言いまし
た。「勝連城まで行きたいのですが」と言い、沖縄のバスは同じ名前のバス停が2カ所あるので(
市内線と市外線はバス停が違うのです!)、私の乗りたい場所も伝えました。私が少し怒っていた
からか、おじさんが来て、詳しく教えてくれて、時刻表に私が乗る時間と、「与那城団地入り口で
降りるんだよ」とバス停の名前もチェックしてくれたので、「よかった、やっぱり親切な人もいる
じゃないの〜」と気を取り直すことができました。
そして次の日、私は、勝連城の周辺で食べる為におにぎりもお茶も持ってバスに乗り込みました。
琉舞の曲をi-podで聴きながらぼーっとバスに揺られていると右手に勝連城が見えてきました。「お
っ!勝連城だ!阿麻和利さま!」と降りようと思いましたが、バス停の名は「勝連団地前」・・・
悩んだ末に私は「バス会社のおっちゃんは”与那城団地入り口で降りるんだよ”って言ってたから、
信用しよう」と思い、バスに揺られ続けました。そのうち勝連城は見えなくなり、「与那城団地前」
に到着。「あれ?こんなとこだっけ?」と思い、運転手さんに「あの〜、勝連城に行きたいのです
が」と言うと「え!?勝連城?もう過ぎちゃったよ。勝連団地前で降りなくちゃ」と言われました。
「だって、昨日バスターミナルのここのバス会社の事務所で聞いたら、ここで降りなさいって言わ
れたんですよ!!」と、言うと、運転手さんは「ごめんね。帰ったら誰かわからないけど言ってお
くよ」と言いました。「この運転手さんが悪いわけでもないし、昨日のおっちゃんも悪気があった
わけじゃないから、仕方がないか・・・」と、炎天下の中20分歩き、勝連城に着いた私でした。
いつも思うのですが、本当に沖縄のバスはわかりにくい。バスの運転手さん自身も、自分が乗っ
ている路線以外は全くわからないと言っていました。レンタカーもいいけれど、美しい沖縄をキー
プするため、CO2削減のためにも、もっとバスを利用してもらえるように工夫したらいいのに・
・・。バス停は同じ名前をつけないとか、乗り換えがうまくいくようにするとか、観光名所行きは
もっと本数を増やすとか、中途半端なところで止まらないで、海中道路もバスで行けるようにする
とか・・・。そして、第一は、バスターミナルはもっと窓口を大きくして入りやすくする、職員は、
どのバス会社の人も親切に明るく対応する、今以上にバス会社全社で協力して観光地へのバスの乗
り入れを考える・・・など検討してほしい限りです。
沖縄のバス、もっとがんばって〜!
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