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[ちゃんぷるー・どっとこむ 応援団 (チバリヨー) 寄稿]

(カナ) さ、 沖縄 (ウチナー)

いとうまきこ

48.初舞台

 ♪テン トゥン テン トゥン テン トゥン テン(かじゃで風の曲を思い浮かべてください) ・・・まぶしいライトの中、三線、琴、太鼓の生演奏で、私の初舞台は始まりました。そうなんです、 先日、ついに私は琉球舞踊の初舞台を踏みました。「初めて踊るのがコンクールじゃ、緊張してしま うから舞台に立った方がいい。」ということで、先生が、まだまだ上等な踊りではない私を「芸能チ ャリティー公演」に出させてくれました。思えばピアノを習い始めた頃から舞台に立つことが大好き だったので、「緊張した」というよりも「楽しんだ」という感じでした。10名くらいで一緒に踊った ことも、楽しめた要因だと思います。肝心の踊りは・・・と言うと、大きな間違いはなかったものの、 自分で反省する点にも気づくことができました。
 まあ、それは置いておいて、この舞台で何が楽しかったかというと、3つあるのですが、1つ目は 「衣装」です。かじゃで風は派手でもなくかわいくもない衣装ですが、楽屋で他の方たちが違う踊り の衣装に着替えているのを見ていて、「いいなあ〜いいなあ〜。私もあの衣装着たい〜!」と、バレ エを習いたい子どものように思いました。バレエには目が向かなかった私ですが、大人になってから 神戸の異人館でいろんな衣装を着てみたり、もちろん20年前には守礼門の前で紅型衣装の記念写真も 撮りました。かわいい衣装を着て踊りたい!
 2つ目は「化粧」です。初めての白塗りの顔・・・楽しい体験でしたが、怖かったです。もう少し パリパリにならない方法はないものか?舞踊用の折りたたみ式花笠を作る研究をしている方に、「乾 かず、皺にならないどうらん」も開発していただきたいものです。本当に怖かった!あと10年先には もっと、怖い顔になってしまうのだろう・・・と想像すると「少しでも若いうちに上手になりたい」 と思う私でした。
 3つ目は先生のお言葉。私の先生の舞踊仲間の方が私のことを褒めてくれたと言うではありません か!?なんて嬉しいことでしょう!「あの子は姿勢もいいし、早く新人賞うけさせなさい」と言って くださったそうです。なんていい人なんでしょう!化粧と衣装で「明日からばりばり練習するぞ〜!」 とやる気満々の私だったので、もっともっと意欲がわいてきたのでした。
 ということで、がんばる力がもりもりの私は、琉舞のために沖縄へ行き、お稽古三昧で今帰ってき たところなのです。でも、道はそんなに甘くない・・・。先生もだんだん厳しくなってきて、今回は 軽いスランプに入ったままの状態で帰ってきました。お稽古中に悲しくなるほど、言われたことが理 解できなかったり動けなかったり、落ち込んでいるところです。でも、きれいな衣装を着て少しでも 若いうちに・・・がんばらなくちゃ!!!次の舞台は来月、楽しみ〜!!

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