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[ちゃんぷるー・どっとこむ 応援団 (チバリヨー) 寄稿]

(カナ) さ、 沖縄 (ウチナー)

いとうまきこ

45.芸能DNA

 今年の旧盆は「エイサー」を見に行きました。ナーカヌヒーは南部の米須エイサー。米須エイサー は第34回とのこと。エイサーは園田エイサーと同じだったので、私が三線で弾けるものばかり。口 ずさみながら楽しみ、でもやっぱり園田にはかなわないなあ・・・と思っていたら、エイサー終了後 「謎の上原兄弟のライブ」という出し物(?)が始まりました。家族ぐるみでやっているような感じ のライブで「糸満ヤカラーズ」を連想させるものでした。もちろん私は糸満ヤカラーズを見たことは ありませんが・・・。で、彼らのリーダーのようなお兄ちゃんはとってもうた三線が上手で、もう一 人のギター担当のお兄ちゃんはギターのコードが合っていない感じで、ギターはいらん!とは思いま したが、三線となると別人のように上手!更に、うたとうたの合間に台詞を言いながらお話を進めて いく劇仕立ての物があったのですが、こちらは一番小さい保育園の年長さんだというぼくちゃんがか わいい声でせりふをきっちり言うのです。うちなーぐちでほとんどわからなかったのですが、この芸 達者なぼくちゃんにとても感激した私でした。
 ウークイは念願の「平敷屋エイサー」。平敷屋はさすがです。太鼓もチョンダラーも男踊りも女踊 りも誰一人としてだらだら踊りません。小さい村で、普通の子どもとして生まれてきたこの若者達が、 どうしてこんなに全員が揃って踊ることができるのだろうか?例えば私の住んでいる町で盆踊りをし ても、きちんと踊れる人はおばさんたちだけで、習ったとしても若者はだらだらと踊ることが目に見 えています。それなのに、どうしてこの若者達は全員がきちんとエイサーを習得できるのでしょうか? DNAが違うのかしら?私も、沖縄に生まれていたら、エイサー踊りたかった〜!!
 エイサーを見ていると、休憩にチョンダラーがやかんとコップを手に何か叫びながら走ります。 「エイサー」とも聞こえるし「はいさー」とも聞こえるし、いったいなんて言っているのだろう?一 緒に行った人たちに聞いてもわからなかったのですが、2回目の休憩で私は急にわかってしまったの でした!それは「アイスワーラー!」。私は解明できてとてもうれしくなりました。私にもうちなー ぐちのDNAがあるのかなあ〜!?平敷屋のエイサーには余興のような物があり、チョンダラーがコ ントのようなことをやるのですが、こちらも当然のことながらうちなーぐち。三話のうち、私がわか ったのは最後の一話だけでした。やっぱり、うちなーぐちは難しい・・・。沖縄のDNAがほしい なあ。

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