Home>愛さ、沖縄>サイトマップ

[ちゃんぷるー・どっとこむ 応援団 (チバリヨー) 寄稿]

(カナ) さ、 沖縄 (ウチナー)

いとうまきこ

17.夏まつり

 今年の夏まつりはズバリ「沖縄」。私は係ではないのですが「沖縄のスペシャリスト」としておまけ の係りになりました。でも職員体制が厳しく、本物の係りのようになり、忙しくて、家と職場の往復で ヘトヘト。そしてついに夏まつり前日から頭痛、腹痛。当日は遅刻して出勤。朝、駅のトイレで「今日 一日もつかなあ。民謡ショーできるかなあ。だいたい、保育園に辿り着かないかも・・・」と心配にな りましたが、保育園に着くとなんだか元気になり、「私って、さすが!プロ根性あり?!」なんて思い 始め、年長のこども達とエイサーの仕上げを一緒に踊る余裕すら出てきました。そしてお昼寝中にブー ゲンビリア、赤瓦の屋根、石垣、ハイビスカスが取り付けられ、保育園が少しずつ沖縄になっていくと 、「きゃー!沖縄みたい〜!」とウキウキワクワク。そこへお約束のように雨が降りはじめ、まだ本降 りにならないうちに、こりゃいかんと思い「シートかけて!」と指示を飛ばすとその直後雨足が激しく なりみんなに「さすが、雨に慣れているよねえ。」と感心されました。
 少し遅らせて、無事に夏まつりもスタート。「はいさーい、ぐすーよー ちゅううがなびら。わんね ーいとうまきこ んでぃちょーいびん」・・・と挨拶からうちなーぐちで民謡ショーも始まりました。 1回の公演に100名という観客が入ることをさんしんの先生に言ったところ、まだまだ唄もさんしんも上 手ではない私のことなので先生はビックリしながらも内心心配だったことと思います。そんな心配を他 所に、新曲「パラダイスうるまじま」にチャレンジ。更に新しい試みでうちなーぐちでMCをしてみまし た。普段からよく耳にするうちなーぐちなので一般の方々に比べると憶え易いのですが、それでもお風 呂の中、お昼寝中、寝る前・・・ひとりでいつもぶつぶつ練習し、残業で遅くなった夜道は小声で歌い ながら歩き、車に乗っては大声で歌い、沖縄気分満喫の毎日でした。うちなーぐちは、史跡案内人やプ ロの唄者の方(どちらもうちなーぐちでラジオ番組を持っている)に、しつこくしつこく教えていただ きました。これだけがんばっても私の民謡ショーは「なんちゃって民謡ショー」ですが、初回よりは2 回目、前回よりは今回・・・と確実にレベルアップしていることを信じて、次回の民謡ショーの機会を ねらう私でした。そして夏まつりの3日後本物の民謡ライブを聴きに行き「やっぱりうまいなあ」と、 当たり前の感想を述べる私って、身のほど知らずだよなあと自分でも可笑しくなります。
 さて、明日から本物の沖縄に行く私。お約束の台風も発生し、友達に「台風5号と待ち合わせしてる ?」と聞かれ気分も盛り上がってきました。 「台風5号君、一緒に行こうね、沖縄へ」台風で外に出 られなくなったら、何処かでさんしん貸してくれないかなあ。私、民謡ショーやりま〜す!



このページに関するご意見、ご感想はこちらまで

お名前:
メールアドレス:
ご感想:

HOME