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[ちゃんぷるー・どっとこむ
応援団
寄稿]
愛
さ、
沖縄
15.民宿
何事も深く考えず、絶えず「感覚」を頼りに生きている私ですが、実はとても神経質なのです。修学
旅行なんて、綺麗な宿かどうかとても気になりそわそわ。保育園のお昼寝の時間はいつも「みんな、こ
んな雑魚寝でよくすやすや眠れるよ・・・」と感心しています。そんな私だから、もちろん民宿は苦手
なのです。何が苦手って、薄いしめった布団。布団やシーツが清潔か、お風呂は清潔か・・・それがと
ても重要なのです。だから、民宿へは必ずパレオを2枚(シーツや掛け布団用)と、長袖長ズボンのパ
ジャマ持参です。ということで沖縄の宿を選ぶのはとても大変。そして先日のG.W.、私は意を決して民
宿に泊まることにしました。
今回の民宿はとても大きく、たくさんの人が泊まっていて、あたりまえですが部屋に鍵はなく、私が
部屋に通された時には、隣の部屋に泊まっていた若者が私の部屋のテレビが壊れていたので直してくれ
ている最中でした。民宿のおばさんはセピア色の画面が3チャンネルしか映らないテレビを見て「上等、
上等」と言いました。めでたく部屋に入り、清潔度チェック。まず、シーツは綺麗。畳も綺麗。ベープ
マット有り。暇なので夕飯前にシャワー。お湯が出る!よし!なかなか清潔でほっとひと息。夕飯まで
はまだまだ時間があるからと散歩に出かけ、民家の間をぶらぶらして沖縄の風景を楽しんでいるとたく
さんの放し飼いの犬に出くわし、とことこついてこられたり、わんわん吠えられたり、犬が怖い私は急
いで民宿に戻りました。夕飯は家族連れで大混雑。さらにあまりおいしくない・・・。梅雨入りした沖
縄は星空も見えず、一人旅大好きな私なのに、急に寂しくなって「明日は那覇に帰ろうかなあ」なんて
思う始末でした。長時間の運転で疲れていたので、一日目はせんべい布団でパレオをかけて21時に消灯。
2日目、みんなが帰ったり、ビーチに出かけたので、静かになった民宿で無料コーヒーを飲みながら
琉球新報を読み、「うん、砂糖にありんこなし!」と清潔を確認。おばさんにさんしんを弾いてもらっ
たら、「やっぱり、このまま民宿に泊まろう」と思いなおしてドライブへ。やっと、気分も落着き、2
日目は余裕で就寝。私ってかなり神経質なんです。住めば都となるには大分かかります。
しかし、上には上がいるものでこんなに神経質な私が3年前に「よし、ここなら大丈夫」と太鼓判を
押して泊まった民宿なのに、一緒に泊まった後輩達は沖縄から帰ってから「伊藤先生、もう民宿はいや
です。」と訴えてきました。
私は自分が思っているほど神経質ではないのかしら・・・?さて、今週末は、やっぱりいつもの那覇
のホテルに泊まろうかなあ、それとも勇気を振り絞って民宿・・・?
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