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[ちゃんぷるー・どっとこむ
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愛
さ、
沖縄
13.民謡ショー
保育士の私は、調子に乗って保育園で「沖縄民謡ショー」を開催することがあります。 さんしんを
弾ける人なんていうのは、保育園にはいなので、それをいいことに得意げに「私、民謡ショーやります」
と、言い放つのでした。宣言した時点では、本当はあまりうまく弾けなくても、目標に向かっている間
になんとかなるものです。一応得意だとされている「ピアノ」でも、同じように「コンサートやります」
とか言って、弾けるようになるのですが、「沖縄民謡」ともなると、本当は心苦しいのです。なぜなら、
それは「文化」だからです。
エイサーにしても、民謡にしても、他の地方の民舞にしても、その土地の「文化」を伝えるというこ
とは、本当にきちんとやらなければならないと思っています。だから、うちなんちゅの方々が私の「沖
縄民謡ショー」を聴いたら「あきさみよ〜!!」と驚いて「たっくるさりんどー」ってな感じかもしれ
ません。でも、私は、少しでもこども達に私の大好きな沖縄のことを伝えたいのです。沖縄の自然、沖
縄のうた、沖縄の海・・・そして、ここから「環境について」「自然との共存」なんてことにも目を向
けられるような大人になって欲しいのです。
でもやっぱり、私の民謡は、うまく発音できないうちなーぐちの問題もあり、本物ではありません。
わかってはいますが、それでも、私は今年度の締め括りに「沖縄民謡ショー」を予定しています。保育
園の若い保育士をつかまえて「沖縄民謡ショーやるから、この曲E♭メジャーで練習しておいてね。」
と楽譜をぽんと渡し、ああしろこうしろと注文をつけ、若い保育士の土日は「沖縄民謡」に占領される
のでした。いい迷惑ですよね・・・。でも、だいたいいつも、私が怖いからなのかもしれないけれど
「楽しかったわ〜。沖縄に一度でいいから行ってみたくなったわ〜」と、大人は言ってくれます。もち
ろん囚われた若い保育士も「楽しかったです」と言います。
そして私は、過去の「沖縄民謡ショー」ではやったことのない曲を練習し、レパートリーを広げ、沖縄
の居酒屋でダイビング仲間に披露したりして、お店のおじさんに「上等上等!」と、食べ物をサービス
してもらうのでした。
さあ、あとひとがんばり。民謡ショーはもうすぐなのだ!!
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