Home>愛さ、沖縄>サイトマップ
[ちゃんぷるー・どっとこむ
応援団
寄稿]
愛
さ、
沖縄
118.変わる沖縄
ちょっと目を離すと、新しい何かができている那覇とその周辺。最近はこの変化に追いつけずにいる私ですが、宿泊先のホテルから「ちゅらSUNビーチ無料送迎バス」というものが出ていたので、乗ってみることにしました。
お察しの通り、この日は小さな台風が発生していて、晴れてはいるものの風が強く遊泳禁止。一緒に乗ってきた中国人に、運転手さんは普通に「今日は台風で泳げませんよ」と言い、手で大きくバッテン印を作りましたが、果たしてこの人たちはわかったのだろうか・・・?と気になりながらも、うなずいているからよしとして、私を含め5名で出発。途中、波の上ビーチに寄りましたが、なんだか15年前に来たときよりも狭くて暗い感じ。ああ、そうか、ビーチの上に道路が二連でかかっているのでした。それは最近できた「うみそらトンネル」。こんな道路の下のビーチは楽しくないだろうなあと眺めつつ、バスは進みます。
そして、初のうみそらトンネル!これには一人、バスの中で唸りました・・・。うみそらトンネルを作るのにいったいくらかかったのだろうか?そして、どのくらい海を汚したのだろうか?空港までの渋滞回避で作られたような気がするけれど、きれいな海が観光の目玉である沖縄なのに、こういう対策でいいのか?もっと他の方法でと知恵を出し合うのが、海メインの観光地のやることじゃないのか?他にって何か?そうだなあ、レンタカー会社は今よりもっと渋滞の手前に店を構えてそこからシャトルバスやゆいレールで空港に向かう、パークアンドライドの見直しをして、徹底的に実行するとか?・・・疑問や悲しみを抱えながらバスは進みます。
そして、瀬長島ホテルに到着。ここには温泉があるとのこと。周辺にもお店ができるらしく、工事中。ということで、埋め立てたり道を作ったりして、「あ〜あ、こんなに開発する必要が本当にあるのか?」と、悲しみは増すばかり。なんだかあまり晴れやかな気分になれないまま、目的の「ちゅらSUNビーチに到着。人工ビーチの白い砂浜で、貝殻はほとんどないので、ベンチに座って波の音を聴きながら読書タイム!と思いきや、レストランから流れてくる最近の音楽がやかましい上に、人工ビーチの波はちょろちょろで、波の音なんて聴こえやしない!でもどうしても沖縄の海を堪能したい私は、iPodの「琉球舞踊特選」を聴きながら、時々海を眺めて読書したのでした。
飛行機から和歌山あたりを見ると、自然の海岸がたくさんあってほっとするけれど、沖縄本島は中部から南部まで、コンクリートが乱立して護岸工事されたビーチがポコポコあって、とてもじゃないけれど自然豊かな感じがしないのは私だけでしょうか?今では四国や串本の方が海の中も陸上も、自然豊かなのかもしれないなあなんて、寂しい気持ちになりながら、次の日にゆいレールに乗ったら「なはモビリティーウィーク&カーフリーデー」という文字を目にしたのです。もともとはヨーロッパのプロジェクトで、日本も各地で参加している様子です。日程は9月の中旬で、カーフリーデーは9月22日23日。那覇市では、2007年から参加していて、去年はカーフリーデーの参加者にゆいレールの一日乗車券を配ったそうです。やるなあ、那覇市!この調子でがんばれ〜!このプロジェクトをもっともっと広めてくれ!そして、なんとか、少しでもいいから、開発よ、止まってくれ〜!!!
09/11/13
▲ページトップへ
このページに関するご意見、ご感想はこちらまで
|