ちゃんぷるー的ホットスポット
ここでは、代表者が大好きな沖縄のスポットを紹介します。
気持ちのいい場所、癒される場所、ほっとできる場所...ガイドブックには載っていないかもしれ
ませんが、素敵な場所をどんどん紹介しますので、行ってみてくださいね。
第3回 富久屋
今回は
首里の伝統的な料理が食べられる食堂、富久屋を紹介します。
住所: 沖縄県那覇市首里池端町16番地
電話: 098-884-4201
営業時間: 昼の部 11:30〜15:00 夜の部 16:00〜23:00 年中無休
交通アクセス: 那覇バスターミナル(那覇市内ならほとんどどのバス停でも)から首里行きのバスに
乗り、首里城公園前バス停下車徒歩3分
| 私
が帰省すると必ず寄るのがこの富久屋。なぜならここで出されるもの全てが私の舌に合っているから、
としか言いようがない。特にちゃんぷるーのお奨めは左の写真の「いなむどぅち定食」
900円。写真左手前が小豆ご飯、その隣は白味噌仕立てで細長く切った豚肉、こんにゃく、しいたけの
入った「いなむどぅち」、その右後ろが「どぅるわかしーのあーぎー」(「どぅるわかしー」という
田イモ料理を揚げたもの)、その隣がかんぴょうを炒めた「かんぴょういりちー」、その左後ろが大根
と人参の「うさちぐゎー」、その隣がネギの和え物「びらがらまち」、そしてその隣が私の大好物「ジ
ーマーミ(ピーナツ)豆腐。」 |
富久屋の落ち着いた店内の様子 |
今ではホテルやレストラン、小料理屋を借りて「とぅすびー」(自分の生まれた干支の年に行うお
祝いで、特に数え年13歳、61歳、72歳、85歳、97歳は客を招き大々的に祝う)のお祝いをすることが多
いようですが、私が小さい頃は家庭で祝うことがほとんどでした。そしてそのようなお祝いの席で振舞
われたお膳がこの「いなむどぅち定食」とほとんど同じなのです。基本はこのメニューで、これに季節
やその時々でお刺身や天ぷらが加わったりしました。子供の頃はハンバーグやフライドチキンの方が「
ごちそう」と思っていて、大して美味しいと感謝もせず食べていましたが、お祝いの時に台所を切り回
していた祖母や伯母たちも鬼籍に入った今、私がこのお膳を食べられるのはこの富久屋だけ、と言
っても過言ではありません。 |
富久屋店長ご夫妻 |
私にとっては昔懐かしい味ですが、店長によれば、ヤマトゥンチュの舌にも合うようにアレンジし
てある、とのこと。首里城観光に来ることがあれば、是非お立ち寄り下さい。夜はライトアップされた
首里城が楽しめます。店長があまり忙しくなく、機嫌が良さそうなら、沖縄料理や食材について質問し
てみて下さい。食にとどまらず、沖縄の味わい深い文化について、楽しく解説してくれるでしょう。私
もここで「ちゃんぷるー」、「いりちゃー」、「たしやー」、「うぶさー」の違いについて学びました
。???と思った人は是非富久屋へ行って店長に聞いてみるべし。 05/26/03 |
お知らせ
富久屋は年明けに当蔵町1の14番地(上の地図の首里博物館横)に移転しました。次回帰省する際
に新店舗を取材させていただく予定です。 1/29/04
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