ちゃんぷるー的ホットスポット
ここでは、代表者が大好きな沖縄のスポットを紹介します。
気持ちのいい場所、癒される場所、ほっとできる場所...ガイドブックには載っていないかもしれ
ませんが、素敵な場所をどんどん紹介しますので、行ってみてくださいね。
第10回 勝連城址
今回は私が城跡にはまるきっかけとなった勝連城址を紹介します。
所在地: | 沖縄県勝連町南風原 |
料金・時間: | 無料、見学いつでもOK |
交通アクセス: | 車で那覇空港から沖縄自動車道を使って45分 |
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沖縄本島の東海岸、勝連半島にある勝連城址。2001年「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として
世界遺産にも登録されたグスク(城)のうちの一つです。といっても私は全然興味がなかったのですが、
2003年に友人に連れて行ってもらって以来、その魅力にはまってしまいました。その後沖縄に帰る
たびに、知念城址、座喜味城址、とグスクを訪れています。
他のお城ももちろんそれぞれ素晴
らしいのですが、勝連城址は夫の実家のある石川市から近いこともあり、帰省するたびに行く場所のひ
とつ。一の郭、二の郭、三の郭と三つの階層に分かれていて、一番上にある三の郭からは東海岸はもち
ろん、西海岸景色も360度のパノラマで見渡せ、その眺めは一見の価値あり、です。 |
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勝連城は約600年前の勝連半島の有力按司(首長)阿麻和利(あまわり)の居城だった、とされてい
ます。阿麻和利は日本との対外貿易や農業に力を入れ、勝連を豊かにしたとして地元では英雄視されて
いたようですが、首里城を攻め落とし、王位につこうという野心を果たせず、逆に国王軍に敗れ去りま
した。そのあたりの歴史は沖縄芝居をはじめさまざまな形でよく取り上げられ、何となく頭に入ってい
るせいか、城壁に立って周辺を見渡すと沖縄版「兵どもが夢のあと」、何ともいえない寂寥感に襲われ
ます。それがこの城址の最大の魅力だと思います。 |
勝連城から見える夕焼け |
本当に何も無い、ただの城跡なのですが不思議と子供たちも気に入っていて、かくれんぼのような
ことをしたり、東京では見かけなくなった?かたつむりの殻を拾ったり、親がぼうっと景色を眺め感慨
にふけっている間、邪魔せず適当に自分達も楽しんでいます。
夕暮れ時はわびしさもいっそう募り、いい感じです。月夜の晩にここを訪れ線香花火をしてみたい、と
いうのが目下の私の夢です 1/31/05 |
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